生成AIは本物の人間の脳っぽい働きをする、とこちらの記事『今さら聞けない生成AIって何?日本語教師の方へお勧めする理由』で述べました。
今回は、
生成AIがどんなものかは一応分かったよ。で、生成AIって、具体的にはどんなものがあるの? ぼくが簡単に使える生成AIってあるの?
という疑問を持つ方に読んでいただきたい記事です。
さまざまな生成AI
生成AIは、何を生成する(=生み出す)のかによって、いくつかの種類に分けられます。
ざっくりと・・・
テキスト(文章)の生成AI、画像の生成AI、動画の生成AI、音声の生成AI、
マルチモーダブル生成AI……
等々があります。
その中で今のところ私を含め一般的な日本語教師と最も親和性が高いのは、
テキスト生成AIでしょう。
テキスト生成AIは、人間が投げかけたテキスト(「プロンプト」と呼ばれる文章。生成AIに与える指示文)に対して、
いかにも「人間が考えた風」に、とても「それらしいこと」を文章化して出力してきます。
しかも、非常にスピーディーに!
テキスト生成AIの種類
テキスト生成AIも、さまざまな種類のものが続々と登場しています。
ここでは、
日本語が上手で、無料で、だれでも簡単に使える
という条件で、テキスト生成AIをいくつか紹介します。
※下記に紹介する生成AIには有料版もありますが、無料版で機能は十分だと思います。
ChatGPT
超有名どころです。
2022年秋にアメリカのOpenAI社が公開し、瞬く間に大人気となりました。
生成AIが大衆化する大きなきっかけになったものです。
アカウントを作らなくても利用できます(制限はあります)。
割と淡々とした回答文を生成してくる印象です。無駄な出力をしないというか…。
それがある意味「機械らしくて」いいという人もいるでしょう。
Claude
日本語ではクロードと読みます。クラウドではありませんのでご注意!
Anthropic(アンソロピック)社が提供する生成AIです。
こちらの記事『日本語教育とAI:ChatGPTとClaudeによる作文指導』に書きましたが、
私が使った印象では、生成される日本語の出力(回答文)が、使用する人間に対して
配慮があって、気が利いて、優しいなあ…と感じます。
perplexity
パープレキシティー。アメリカのPerplexity Labsが開発、提供しています。
2022年12月に公開されました。
アカウントでログイン、という手順をふまなくてもいいので、楽です。
そして本当に自然で上手な日本語を出力してきます。
Copilot
コパイロット。Microsoft社が開発、提供しています。
何か状況を説明し、質問すると、何かしら最初に褒めてくれることが多いです(笑)。
物腰軟らかに提案してくれます。
Gemini
ジェミニ。GoogleのAIです。
回答は、かなり丁寧な印象です。
ちょっとした質問に対して、こちらから聞いていないことまで先回りして
何か一言言ってくる…言いたがる…感じがします(笑)。
日本語教師は生成AIに何をさせるべきか?
さて、上記のような生成AIに、日本語教師はどんな仕事をさせるべきでしょうか?
逆に言えば、生成AIは何ができるのでしょうか?
…生成AIには本当に多くの仕事をしてくれる、かなり優秀なアシスタントになりうると思います。
次の記事では、上記生成AIに同じ指示を出し、その答えを比較してみたいと思います。
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