日本語学校によって「公欠」の定義って実はバラバラであること、ご存じでしたか?
先日、「病気です」と一言連絡してくれば、自動的に「公欠」になるという学校の話を聞いて驚愕しました…。
私が知っている「公欠」の定義

私がこれまで働いてきたいくつかの学校を振り返ってみると、
「公欠」になるのは、以下のようなケースでした。
インフルエンザやコロナ等の感染症(正確には「出席停止」と言われるもの)。忌引き。大きな災害等。
留学生にとって「出席率」は在留資格の更新に関わる死活問題です。
だからこそ、その扱い方は非常に重要だと思います。
「公欠」の場合の出席率計算方法
公欠の計算方法には大きく分けて2つのパターンがあるようです。
これ、意外とクセモノです。
①「出席すべき日数(母数)」を減らす学校
例えば、1ヶ月の登校日が22日の場合。
公欠が10日あると、登校すべき日数(母数)は「12日」になります。
・残りの12日、すべて出席すれば、出席率100%。
・もし12日のうち1日休むと、11÷12×100=91.6%。
登校日としての母数が減る分、1日の欠席でも出席率がガクンと下がる計算です。
②「出席すべき日数」を変えずに計算する学校
この場合、公欠10日でも、母数は22日のまま。
・他に休みがなければ、出席率は100%。
・もし1日休んでも、21÷22×100=95.4%。
こちらの方が、一日休んだ時のダメージは少なくなります。
…と、ここまでは「学校による計算の違い、誤差のうちなのかな~」として理解してきたのですが、
問題はここからです。
連絡さえあれば即「公欠」!?
私が驚いたのは、ある日本語学校のこんなルールです。

うちの学校では風邪やケガでも、連絡さえあれば「公欠」になるよ。欠席になるのは、無断欠席の時だけだよ。
えええっ!
これって……どうやって事実確認しているんでしょう?
「熱があります」と一本電話を入れて、
本当はデートをしていても、ディズニーランドに行っていても、夜勤明けで爆睡していても、
バレないじゃないですか!

それが「公(おおやけ)」の欠席、つまり「学校が認めた正当な理由としての欠席」になるって、
一体どういうこと!? と思ったわけです。
しかもこれ、学生管理が適切だと認められている「適正校」での話なんです。・・・ユルいなあ・・・
高い出席率の裏にある「カラクリ」の一端を見た気がしました。
1%に泣く学生
留学生にとって、出席率は奨学金(数万〜十万円以上!)の受給資格にも直結します。
「日本語学校での出席率が〇〇%以上であれば奨学金が支給される」、
という専門学校のその基準に、ほんの1%足りなくて泣く学生を見たことのある私としては、
やりきれないものがあります。
一方で、別の学校ではこんな厳しい話も聞きました。

宿題をやってこない学生は教室から追い出し、図書室でやらせます。宿題を終わらせて提出するまで、その時間は出席と認めません!
…当日の授業内容を理解するためにその宿題が必須であるなら理解できなくもないですが、
なかなかのスパルタだなあと思いました。
ちなみに私の以前の勤務先では、「居眠り」をしていた時間は欠課(欠席)扱いでした。
これは「授業に参加していない」という意味で、まだ納得感があったのですが……。

結局、いろんな学校があって、ルールは千差万別ということですね。
学生の明るい未来を願う一日本語教師としては、
学生たちがどの学校に行っても、公平な基準で評価される業界となることを願います…。
決して「日本語学校ガチャ」にならないように・・・・・・・。

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