日本語学校【非常勤講師】の待遇:求人情報の見方の注意点!

日本語教師をめざす方

非常勤講師としてこれから就職先を見つけようとしている方、

いろいろな求人情報をご覧になっていることでしょう。

よければこちら「日本語教師:日本語学校のさがし方【求人サイト10選】+2】」の記事も、のぞいてみてください!

この記事では、初めてこの仕事を探すビギナーさんに向けて、

「待遇」に関しての注意点をお伝えしたいと思います。

なお現在、首都圏の日本語学校求人情報を見ると、だいたい1900から2000円前後が多いように思います。未経験だともう少し低いところからスタートかもしれません。

多くの日本語学校では、45分から50分で1コマの授業となっています。

それが午前クラスであれば午前中(午後クラスであれば午後)に1時間目から4時間目までの4コマ、組まれているのが一般的です。(※全日制で一日6時間の学校などもあります)

ですから、たとえば1コマ2000円で午前中の、もしくは午後の授業を担当した場合・・・

2000円/1コマ×4コマ=8000円

となります。

午前クラスと午後クラスを通しで持てば、当然その二倍(16000円)になります。

が!

コマ給でなく「時給」とされている場合、要注意です!

「時給」とある場合、それが上記の「コマ給」と同じ意味で言われる場合と、そうでない場合があるので要注意です。

同じであれば問題ありません。

ところがこの「時給」が、本当に字義通り60分あたりの金額である場合があるのです。

つまり、「時給」2000円で、午前中に45分授業を4コマ受け持った場合、

45分×4コマ=180分=3時間
2000円/1時間×3時間=6000円

となるわけです。

コマ給なら2000円×4で計算され8000円になるのですが・・・。

ですから、コマ給なのか、時給なのかは、求人情報を見るときにくれぐれも注意してください!

上で、45分か50分で1コマとする日本語学校が多いと書きました。

が、学校によっては90分(とか75分とか…で1コマとする学校もあります。

その場合、当然コマ給も高めになります。

お、このコマ給は3000円超えか。高いぞ!よし、ここに応募しよう!

なんて思ってよくよく見てみると、1コマ90分・・・。

仮に90分で3000円であれば、45分だと1500円です・・・。

そんなこともありますから、冷静に45分、50分で割った上で、他校と比べてみてください!

ここも注意してください。

非常勤講師は、学校と「雇用関係」になります。

業務委託の場合は、学校と「雇用関係」にはなりません。

普通に日々働く分には何の違いもありませんが、実は違います。

業務委託の場合、一つの「授業」をしっかり成立させるということ(だけ)が業務ですから、

それ以外のこと(授業の後に採点をしたりだとか・・・)には支払いが一切ありません。

また、長く働いても「有給休暇」は発生しません。

一方非常勤講師の場合は、「授業後の仕事への支払いあり」と「待遇」に明記されている学校もありますし、

非常勤講師でも「有給休暇」が取れる学校もあります。(というか、条件を満たせば取得できると法的に決まっています。)

詳しくは、こちらの記事『日本語教師【日本語学校の選び方】こんな学校は要注意!』に書きましたので、ご覧ください。

いかがでしたか?

常識としては理解していても、この業界のビギナーで求人情報を見始めたばかりの方は

もしかしたらうっかりするかもしれない、と思い、この記事をまとめてみました。

(実際、このカラクリ?に気づいて「あ~!」と目を丸くしていた人もいたので…)

日本語教師デビューの皆さんが「良い職場」と出会われますように!

もし実際にいろんな日本語学校の人と話してみたい方には、こちらの記事『「日本語教師・職員」採用合同説明会に参加してきました。』が参考になると思います。

日本語学校の説明を聞くとき、どんな質問をすればいいの?と思われる方には、こちらの記事『【日本語教師】学校説明会・見学会でしておきたい8つの質問』もどうぞ!

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