PR

日本語教師が一度は行くべき本屋さん6選+1【東京都内】

現役日本語教師の方

日本語教師は、いつも「良書」を探しています。

授業用のテキストや問題集、教師用参考書や研究書、日本語教育に関するさまざまな情報…を求めて、本屋をウロウロする職業です。

オンライン書店もありますが、できれば本屋さんで実物を手に取って細部まで確認し、他の本と比較検討してから購入したいものです。

この記事では、日本語教育に関する本の品ぞろえが豊富な書店をご紹介します。

メジャーな本屋さんのラインナップにはなりますが、まだ行ったことのない方は、一度ぜひ。

(なお私は首都圏に住んでいるので、東京都内の本屋さん限定版になります。)

まず、日本語教育の本のみを扱う専門書店、3店です。

この3店には日本語教育に詳しいスタッフがいらっしゃるので、本探しの相談にも乗ってくれると思います。

※3月など、新学期が始まる前は、全国の日本語学校から注文されたテキストを配送する作業で、どのお店も忙しいかもしれません。ゆっくり落ち着いて本が見たいならその時期は避けるほうがいいと思います。

※事前に営業日を確かめることをおすすめします。各社のサイトを見ると、凡人社は平日にも定休日が設定されていますし、そうがく社は貸切の日もあるようです!ご注意を!

ご存じ、凡人社の本屋さんです。

アクセス | 世界の日本語教育に貢献するにほんごの凡人社 (bonjinsha.com)

凡人社というのは日本語教師なら誰もが知っている、日本語教育関連の書籍をいくつも出している出版社です。(もちろん、自社以外のテキストもたくさん扱っていますよ!)

地下鉄東京メトロ有楽町線の麴町駅、半蔵門線の半蔵門駅が最寄りです。歩いて5分かからないぐらいだと思います。

JRの四ツ谷駅からでも歩けますが(新宿通りを皇居の方へ向かっていきます)、ちょっと遠いと感じました。

オフィスビルの8階です。エレベーターで上がります。大通りではなく、少し中に入っていったところにあるビルなので、初めての人は少し分かりにくいかもしれません。

一般的なテキストから教師用の参考書まで、いろいろそろっています。私が個人的に日本語教育のバイブル(の一つ)だと思っている『国際交流基金 日本語教授法シリーズ』(ひつじ書房)も、しっかり置いてあります!

こじんまりした本屋さんですが、専門書店3店の中では一番ゆったりした配置で、棚と棚の間のスペースが広めです。

テーブルと椅子があるので、座って教材をじっくり見ることができます。ありがたい配慮ですね。

スタッフの方、フレンドリーでした。

私が店に入ると女性スタッフの方から「こんにちは」と声をかけてくれましたし、しばらくして私が探している本について男性スタッフに相談すると、とても丁寧に対応してくれました。

なお、この本屋さんは昔は同じビルの一階で、通りからすぐに入ることができましたが、いつの間にか8階に引っ越していました。

こぎれいなオフィスビルの中に入って奥のエレベーターに乗らないといけないので、初めての人はちょっとしたハードルに感じるかもしれませんが、全く心配ありません。堂々と8階に上がってください!

エレベーターの扉を出ると、すぐ目の前に本屋さんの扉があります。堂々とお入りください(笑)

会計時、現金払いだと10%オフにしてくれます。会員登録なども必要ありませんでした。

こちらは、日本語テキストの出版やJtest実用日本語検定の実施、『日本語オンライン』というサイトの運営等を行っている語文研究社の書店です。

日本語教材|日本語ブックスonline(株)語文研究社 (books-online.jp)

JR総武線と東武亀戸線の「亀戸駅」から歩いて5~6分ぐらいのところにある、ビルの一階です。

車通りの多い大きな通りに面していますが、ビル自体がこじんまりとしているので、ボーッとしていると通り過ぎてしまうかもしれません。

スタッフが奥で忙しそうにお仕事をしている気配を感じますが(いつもではないかもしれません)、いい意味で放置してくれるので、居心地は良かったです。ゆっくり見ることができました。

棚の本は、出版社別に並んでいました。テキスト等、一通りそろっています。新刊コーナーに日本語教育関連の新しい本が平積みでたくさん紹介されていました。

ここにも小さなテーブルと椅子があり、そこで本の中身を確認したりできるようになっています。また、ウォーターサーバーも置いてあるのはポイント高い!と思いました。

ただ狭いので、もし何組もお客さんがバッティングしてしまうと、落ち着かないかもしれません。私が行ったときはたまたま1人だったので、ゆっくり見させてもらいました。

会計のときに会員登録すれば当日から10%オフで購入可能です。

※ 会員登録といっても、名前など、書ける範囲で簡単な情報をフォームに記入するだけです。その場でカードがもらえました。

こちらも、日本語教育関連の専門書店です。本の紹介や日本語教師求人情報などを扱うサイトも運営している会社で、漢字で書くと「創学社」だそうです。

営業案内・地図 (sogakusha.co.jp)

東京メトロ半蔵門線・都営新宿線と都営三田線の、「神保町駅」から歩いて5分ぐらいのところです。

大通りに面していないので、やはりちょっと分かりにくいかもしれません。雑居ビルの3階です。
ビルもエレベーターも、ついでに3階の本屋さん入口のドアも年季が入っている感じですが、大丈夫です(笑)。凡人社同様、堂々と入ってください!

お店の中は狭く、テーブル等もありません。ですが、ホームページによれば、感染症が心配等の理由があれば、事前に申し込んで店内を貸し切りにもできるようです。安心ですね。

専門書店3店の中で、ここは一番「店主」の個性のようなものを感じる本屋さんです(勝手な感想ですが)。
テキストや教師向けの一般的な参考書はもちろん、教師が読むととても勉強になるだろうなあと思われる研究書等も充実しています。古い本も多いですが、古くても良書はしっかり残す方針なのかな?と思いました。

・・・神保町には昔ながらの古本屋さんが点在しています。そうしたお店になじみのある人(私)なら、ものすごくしっくりきそうな本屋さん、という印象です。

ここも購入時は10%引きしてくれました。

なお、JRだと最寄り駅は御茶ノ水駅です。距離的には地下鉄の神保町駅より遠いものの歩ける範囲です。
が!
もし御茶ノ水駅を使うなら、「行き」にすることを強くおススメします。「帰り」は、きついですよ…。かなり急な上り坂があります。明治大学やら日本大学やら山の上ホテルやら…を横目に、オバサン(私)は息が切れて大変でした!
ちなみに神保町駅からは、平坦な道です。

次に、一般の本屋さんの紹介です。

私は首都圏に住んでいるので、東京都内の大型書店に寄ることが多いです。

私が行ったことのある所だけですから範囲は限られていますが、その中で比較的日本語教育関連の本が充実していると思った本屋さんを三つご紹介します。

言わずと知れた本屋さん、「紀伊國屋」です。

新宿駅東口から歩いて5分ぐらいでしょうか。

地下道からも歩けますので、雨の日もぬれずに行けて便利です。

とても大きな本屋さんです。日本語教育のコーナーも広めです。

テキストは、例えばJLPTのN2向けはこの棚、N3向けはこの棚、日本留学試験向けはこの棚、というように、目的別に並べられています。

もちろんテキスト系だけでなく、教師向けの本も結構充実しています。

なお新宿駅南口にも紀伊國屋がありますが、ここは洋書中心のお店です。日本語テキストもありますが、教師向けの本など充実しているのは南口ではなく、東口のほうです。

(南口の紀伊國屋は、外国の雰囲気が好きな方には気持ちよく過ごせる空間かもしれません!)

新宿本店 | 紀伊國屋書店 – 本の「今」に会いに行こう (kinokuniya.co.jp)

池袋駅東口から歩いて5,6分でしょうか。

この本屋さんは本好きにはたまらない大空間です。

とにかく最近では珍しく広大な売り場面積を誇る巨大な本屋で、どんなジャンルの本も充実しています。

売り場に椅子が置いてあり、まるで図書館のように座り込んでずっと本を読んでいる人もいます。

日本語教育関連の本は、8階の一番奥です。

テキスト、教師向けの本(教授法など)、研究書などが棚にズラリと並んでいます。

また、同じ階に日本人の子ども向けの学習書コーナーもあり、私はここで日本語授業にも使えそうなものを物色することもあります。(少しアレンジすれば使えそうなものがいろいろあります)

honto店舗情報 – 池袋本店:ジュンク堂 – 店舗詳細

東京駅丸の内北口を出て道路を挟んだ斜め向かいに建つビル(丸の内オアゾ)に入っています。駅から1分で行けます。

東京駅と地下でもつながっています。

ここでは、洋書フロアの一角に日本語教育コーナーがあります。

一棚なのでそれほど本が充実している…とは言えませんが、個人的にこの店の雰囲気が好きです。

日本語学校で一般的に使うテキストもありますが、それより、学校以外で日本語を学習する人達が使いやすいテキストが豊富な印象です。

私自身は東京駅周辺に用があった時に2,3度立ち寄ったきりですが、その時は外国人の学習者が真剣にテキストを選んでいました。

丸善・丸の内本店|ショップ・サービス|Marunouchi.com

※2024年7月、以下追記します!

先日たまたま用があって立川駅に行きました。

駅前のペデストリアンデッキを3~4分ぐらい歩くと高島屋S.C.があります。

その6階がまるまるワンフロア、ジュンク堂でした。

知らなかったのですが、ここも日本語教育の棚、かなり大きかったです。

代表的な教科書はもちろん、関連の本がけっこう充実していました。

東京の西部に住んでいて、新宿まで出るのはちょっと面倒・・・という方は、

ひとまずここに行ってみてもいいかもしれません。

honto店舗情報 – 立川高島屋店:ジュンク堂 – 店舗詳細

いかがでしたか。

地方や海外在住だと、さまざまな日本語教育の本を実際に手に取って見比べる機会があまりない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そのような方、もし東京にいらっしゃって本を探すときがあれば、この記事を参考にしていただければうれしく思います。

★★★もし、上記以外にも都内や近県で充実した本屋さんをご存じの方は、ぜひ教えてください!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました