日本語教師(登録日本語教員)人手不足!なりたいなら、今でしょう!

日本語教師をめざす方

日本語教師って、ブラックなんでしょ?

・・・現役で日本語教師をしている私に、面と向かって言ってきた人がいます。

私よりずっと若い人です。

苦笑してしまいました。

確かに、「ブラック」と言われることは多いです。

こちらの記事『「登録日本語教員」日本語教育業界はどうなるの?yahooニュースより』で、あるYahoo!ニュースの記事を紹介していますので、参考までにどうぞ。

でも!

日本語教師にはたくさんの、素晴らしい魅力もあります!

私が日本語教師をやめられない理由は、こちら『ほんとにブラック⁉日本語教師の魅力=それでも私がやめない理由6つ』です!

冒頭のセリフを私に向かって投げかけたその人も、

海外旅行が好きで、外国人の方にホームステイ先として自宅の部屋を提供されたことが

あるくらい、海外の人との交流に関心を持っている人でした。

話を聞く限り、日本語教師という仕事にも並々ならぬ興味を持っている人なのでした。

・・・それなら、とりあえず素直に飛び込んでみたらいいのに‼

と、思います。

もし私が「ええ、そういう面はありますね」なんて答えたら、それをこの仕事に踏み込まない口実にされそうだと思いました。それは嫌です。

で、満面の笑みで

私は、とってもやりがいのある、いい仕事だと思っていますよ♪

と答えました。私にとっての真実ですから。

…興味があるのなら、人に責任転嫁しないで、実際に飛び込んでみたらいいのに。

今は若くてもあっという間に年とってしまいますよ~

とも、アラフィフの私は思いました。

日本語教師には、様々な仕事場があります。

その中の代表的な一つが、日本語学校…いわゆる法務省の「告示校」です。

主に「留学」の滞在資格を持って来日し、約二年後に国内での進学や就職を目指す外国人の方に日本語を教える仕事です。

この「告示校」で教えるためには、今後、「登録日本語教員」という国家資格が必要になります。

(令和11年までは「経過措置期間」なので、国家資格ではない従来の日本語教師としての資格でも働くことができます)

この国家資格を取得するための試験が、2024年秋に初めて実施されました。

文科省による結果発表によれば、今回の試験で一万人以上の人が「合格」したことになります。

が、初回の国家試験は様子見で受験を見送った現役日本語教師、また、国家試験自体を受ける気のない日本語教師もたくさんいます。(告示校以外にも仕事場はあるので、現在は日本語学校で教えていても、辞めて違うところで仕事を探したいと言っている人を、実際に何人も知っています。)

日本語学校の中には、今勤めている日本語教師に国家資格を取得させなんとか働き続けてもらおうと、受験料等のサポートをする所も多数あると聞きます。

しかも、今、国の方針もあって日本に留学する人の数は本当に増えています。

こちらの文科省のプレスリリースにもあるように、2022年5月と2023年の5月の日本語教育機関に通う留学生数を比較すると83.6%も上昇しているそうです。

これはコロナ禍を抜けて以前の水準に戻った、という以上の増加傾向で、今後もしばらくは留学生数が増えていくと思います。

ということで、日本語学校はこれから人手不足になっていくことが予想されます(今もすでに人手不足なのですが、加速度的に・・・)。国家資格を持って日本語を教えてくれる先生を、喉から手が出るほど欲しがるようになるはずです。

・・・おそらく今後しばらくは告示校による「登録日本語教員」の取り合いが発生するのだろうと思います。

働いてくれる人を増やしたいなら、日本語学校はどうするか?

・・・待遇(お給料)を上げるのではないでしょうか?

求人情報を見ていると、以前と比べて少しずつ非常勤講師の「時給」(授業のコマ給)や常勤講師の月給は上昇していると感じます。

また、非常勤講師に対して授業以外の時間にも手当を出してくれる学校が少しずつ増えています。

例えばテスト作成手当、宿題をチェックする時間の手当、会議出席手当、等々。

(以前は、無給のところがほとんどだったことを思うと、隔世の感があります!)

でも、まだまだ足りません

なにしろ一つの授業のため、真面目な先生は本当に一生懸命予習し準備しますから、相当な時間と手間を使っています。

それに、国家資格にしろ従来の資格にしろ、それを取得するためにほとんどの人は膨大な時間と努力、かなりの資金もかけているのです。

それに報いる学校でなけれ人はいつかないでしょうし、新しい人も入ってきてくれないでしょう。

・・・ということは、これから、業界の「ブラック」(闇)には少しずつ光が差していく・・・と期待できるのではないでしょうか?

※とはいえ、日本語学校の入学者の背景を考えれば、日本語学校も入学金や授業料の大幅アップはできないでしょう。つまり日本語学校勤務を続けながら「大金持ち」になることはちょっと難しいと思います。が、少なくとも「ブラック」と呼ばれることのない「人並み」のお給料をもらえるようになることは期待できると思う・・・という話です。

ということで、予備校の先生ではありませんが、声を大にして言いたいです。

日本語教師、いつやるべきか?

断然、でしょう!

留学生の増減は国の方針や状況によっても変わりますが、

これからしばらくは留学生も国内外国人就労者も増えていくと思います。

(というかこの少子化で増やさないといけない状況だと思います)

そして国家資格の制度も始まりこれから待遇はupする見込みがあるのです。

であれば、この仕事に興味がある人は「今」動き出してみるべきだと思いませんか?


・・・この記事を書いているのは2025年のお正月です。

これをお読みになった方、今年の目標は「日本語教師」になる!・・・というのは、いかがですか??

一緒にこの業界で頑張ってみませんか???

楽しいですよ!!!

「登録日本語教員(国家資格)」になるための正式なルートの一つに、「養成講座」の受講があります。私が本気でお勧めする講座とその理由を、こちらの記事『日本語教師・国家資格への道:本気でおススメ!TCJの合格パック&養成講座』でまとめています。TCJでは無料で、押し売り(笑)ナシの説明会も開催されていて、その情報もありますので、もしよければ参考までに下⇩のサイトをチェックしてみてください。
もちろん他にも様々な機関が開講しているので比較の上でお決めください!

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