一日本語教師がこれまでに出会った・噂を聞いた、
残念過ぎる日本語教師たちの実例、前編に続く後編、第二弾です。
では、さっそく。
社会人としての良識がない教師
日本語学校には、すばらしい人柄の、魅力的な先生がたくさんいます。
一方で、社会人としての良識がない先生方も。
授業中、学生に他の先生の悪口を吹き込む、噂話をする。
教員間でいばる、イジメをしかける、パワハラをする。
職員室で学生を「〇鹿」呼ばわり。
授業を休む連絡を、授業直前(10分前ぐらいです)に学校へメール一通送って終了。(小さな日本語学校だったので、職員室が大騒ぎになりました)
ありえません。
こういう人たちは、日本語学校だけでなく、他のどの業界でもうまくいかないと思います。
でも、教員にイジメをするような人(これは多くの場合、主任などの立場の人だと思います)でも学校の校長や管理職に気に入られていれば、我が物顔で学校に君臨するケースもあるようです…。
そんな主任のところで間違って働き始めてしまった人は、さっさと逃げましょう。
※日本語学校の主任に関しては、こちらの記事にまとめました。よろしければどうぞ!
学生のパパママ(おじいちゃんおばあちゃん?)になってしまう教師
年配の教師で、ときどき見かけます。
まるで小さな子どもに対するような話し方をする。
学生の生活のあらゆる面を気にかけ、把握し、相談にのろうとする。
学生は若いですが、家族から離れて1人で外国に来ている自立した大人です。
学生に愛情が深いのはいいことですが、教師は教師。実際にはお父さんでもお母さんでもないですからね・・・。
こういうタイプの先生は、「教えたがり」「やってあげたがり」であることが多いようです。
なんでもかんでも手取り足取り・・・学生が少し頑張れば自分でできることでも優しく教えてあげたりします。
そうなると学生の方でも、何か分からないことや困ったことがあればこの先生に言えばいい、という気持ちになってしまいがちです。
以前、日本語学校で風邪気味だった学生に付き添って、薬屋さんへ行った非常勤の先生がいました。勤務外の時間を使ってです。きっとその先生なら、学生の代わりに、お店の人に全部説明してあげたのだろうと思います。
親切心だとは思います。でも、それはもしかしたら、その学生が日本語の会話力を「伸ばす」チャンスを奪ってしまったのかもしれません。
➡これは、日本語教師の「ホワイトハラスメント」ではないでしょうか?「ホワイトハラスメント」については、こちらの記事をどうぞ!
※もちろん、学生が本当にとても具合が悪そうなら、話は違います。状況によっては病院に付き添うこともあるかもしれません(それは人として、です)。上記の学生は、それほど重症には見えませんでした。軽く風邪気味?という程度でした。
学生とケンカする教師
過去に、いました。
授業中に注意を聞かなかった学生とケンカになってしまい、途中で授業を放棄して職員室に戻ってくる。
びっくりしました。
確かに、ひどい学生はいます。授業中にスマホを見る、寝る、まったく授業を聞かない、宿題もしてこない、テストはカンニング…そんな学生が。
(こちらの記事で紹介したRさんのような人とか…)
教師だって普通の人間です。聖人君子ではありませんから、腹も立ちます。
それでも、学生と同じ立場に立ってケンカしてしまってはいけませんよね。
しかも授業放棄ということは、他の学生から「学ぶ権利」も奪っているということです。
(ちなみに、こちらの記事に書きましたが、「262の法則」といって、どうしようもないなあ…と思う学生はどのクラスにも一定数いるものだと思います。)
えこひいき教師
繰り返しますが、教師だって普通の人間です。
お気に入りの学生とそうでもない学生は、当然、います。
でもそれは極力かくして、心の中だけで思うべきことです。
お気に入りの学生に、やたら優しい。甘い成績評価。たくさん個人面談。
なんだかなあ、と思いました。
個人面談は別にいいのですが。学生の方から頼まれたのかもしれないし。
(でも教室で二人で話しているところを偶然見かけたとき、その先生(女性)はお気に入りの学生(男性)の肩をもんでいました。これは・・・マズい所を見てしまった!と思ってなぜか私の方があわてました。)
どの学生とも平等に付き合うべきだと思います。
たとえばチャイムと同時に駆け込んできた学生がお気に入りだと「よく間に合ったね!」と褒めるのに、
お気に入りではない学生だと「もうちょっと早起きして授業開始の時には机についていてください!」と注意する・・・
そんな先生への不満も、学生から聞いたことがあります。
もし1人の学生に何かをしてあげたのなら、他の学生にも等しく何かをしてあげるべきだと思います。
全員に対してできないことなら、最初から1人だけ特別にしてあげるべきではないでしょう。
反日的な教師
これって、どうなんでしょう?
日本のことが好きではない。興味もないから、あまり日本のことを知らない。
別に日本語教師は日本大好き!でなくてもできるとは思います。
とはいえ、日本のことが好きではないという人は日本語教師になるべきではないなと個人的には思います。
海外からやってくる留学生は日本のことを知りたいと思っていろいろ教師に質問しますが、
日本のことをあまり知らない先生は答えることもできないと思います。
かつての同僚に、やたら日本の良くないところを羅列して自虐的に笑う先生がいましたが・・・
これってどうなんでしょう?
その先生は海外好きのようでしたから、
今頃はどこか海外で日本語教師をやっているのかもしれません。
ちょっと恐ろしい・・・。
・・・ん?自分のことか?と思った方は・・・
いかがでしょう。周りにこんな先生、いませんか?
・・・もし、もし、「あれ?自分??」と思ってドキっとした方は、
「ああ、こんな風に思われているのかもしれない。」と参考にしていただければ幸いです(笑)
でも「自分があてはまるかも」と感じた先生は、自省できる先生なので大丈夫だと思います!
自分は関係ない、と感じた先生の方が、実は危ないかも・・・・・?
こちらの記事「日本語教師によるホワイトハラスメント!?」にも、ちょっと残念だなあと思う教師の話を書きましたので、よろしければお読みください!(上でも紹介した記事にとびます)
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